京たけのこ
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私どもが栽培しております「京たけのこ」栽培は京都西山丘陵で古くから続く(古いところでは300年と云われています)栽培方式で「京都式軟化栽培方式」と言われています。収穫時にたけのこを掘り上げた後の穴に肥料を入れる「穴肥え」作業からはじまり、収穫期が終わったら畑全体に小さな穴をたくさんあけて肥料を入れる「御礼肥え」。
収穫時に親竹として選定したたけのこが成長し竹になりかける瞬間に親竹をゆすって竹の先を落とす「芯止め」作業。一年を通して畑に入り、草抜き、石取り、サバエ(地下茎から生える細い笹のようなもの)刈り作業を延々と続けます。
そして秋の稲刈りの後、干した稲わらを畑全体に敷き詰める「敷き藁」作業。畑全体に藁を敷き詰めた後は細かく柔らかくした赤土を畑一面に優しく均一に薄くかけていく「土入れ(土持ち)」作業。この工程を毎年繰り返し行っているため、たけのこ畑を歩くとお布団の上を歩いているように柔らかく、ふかふかとしています。敷き藁~土入れ作業を毎年行うことによって、柔らかい土の層が地中深くより積み重なり、地中のたけのこがストレス無く成長できるようになり、また収穫時には地中のたけのこが成長すると地表に小さなひび割れができ、生産者はそのひび割れを見つけて地中のたけのこを掘り上げるのです。
春、地表にできた髪の毛程の小さなひび割れが、地中のたけのこが成長したサインです。
生産者は、そのひび割れを見つけて印(しるし)をつけて行きます。
収穫方法は、早朝、印を目当てに、土の中のたけのこを、「ほり」と言われるこの地にしかない特別な道具でたけのこを傷をつけないよう丁寧に掘り上げます。
掘り上げられた「京たけのこ」は日光に当たっていない為、とても美しい白い姿をしています。
この「ひび割れ」を見つける作業も、地中のたけのこを傷つけること無く掘り上げる作業も熟練の技が必要とされます。
この収穫期に将来親竹となる最高級のたけのこを選定し、大事に育てていきます。
「収穫期に掘りたてのたけのこを直ちに皮ごと茹で上げる」
全ての製品がこの工程から始まります。
茹でたてのたけのこを水槽で冷やし、春は「春筍ボイルたけのこ」のフレッシュパックや氷詰め。
通年の商品は「新鮮パック」「冷凍京のたけのこ」「水煮缶」「水煮パック」「佃煮」等を製造販売致しております。
たけのこや小川の食品、こめ油をオンラインショップでご購入いただけます。大切な方への贈り物、ご飯のお供に、お酒の肴にぴったりな商品をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。