こめ油

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安心で安全な
小川のこめ油

小川食品のこめ油の歴史

私共は、先々代の頃は菜種油の製造・販売を行っておりましたが、この地域で多く栽培されていた菜種が栽培されなくなり、これからどうしようと考えた時に、日本人の主食である米の糠から油を絞る米油なら無くなることは無いだろうと考え、昭和35年2月1日、『株式会社 小川製油所』という会社を立ち上げ、米油抽出業務に参入しました。
その後、2~3年の内には現本社のある神足四反田に土地を購入し、米糠の集荷・抽出・こめ油の販売をスタートしました。
当時は1ドルが360円でしたので、海外の高価な食用油を購入できない日本では、菜種油・こめ油を搾り、食用油としていましたが、天ぷらは高級品で毎日のように油料理を作ることは贅沢と考えられていました。

こめ油の原料は玄米を精米(白米)にする時に発生する米糠です。
米糠に含まれる油には身体に良い成分が沢山入っていて、昔より貴重な食用油として重宝されて参りました。
最近日本国内では、人口減少、お米離れが大きな問題になっています。お米の消費が減るとこめ油の製造量も減ってしまいます。
人口減少、若年層の減少、食の多様化等で米糠の発生は30年前と比べて2/3以下に減少しています。少なくなってしまった米糠を必死に集荷し、現状のこめ油製造量を何とかキープする為、社員一丸となって連日奮闘する日々が続いております。

日本国内の油市場

輸入油
96.9%

国産のこめ油
3%

国産の菜種・
紅花油
0.1%

現在国産原料でつくる食用油は、油市場全体の約3%にとどまっており、そのほとんどが『こめ油』という状況になっております。
このようなことから品質のとても良いこめ油が他の油に比べて少し割高なことは伺いしれます。

こめ油を広く
知ってもらいたい

こめ油は非常に良い油ですが、長い間、ポテトチップスやマヨネーズ等を製造する大手食品会社のみで使われ、一般のスーパーやお店では購入できませんでした。
弊社は元々京たけのこの小売りに力を入れ、個人のお客様へ上質な京たけのこを販売しておりました。そのノウハウを持つ私共は、何とか、この素晴らしい「こめ油」も個人のお客様へ販売することができないか…と弊社の顧客様へご案内致しました所、ご購入されたお客様から「美味しい!ぜひ購入したい!」と嬉しいお言葉を沢山いただき、30年前頃から、百貨店・通販などに「こめ油」の営業をかけて行きました。最初はなかなか厳しいものではありましたが、少しづつ「こめ油」の良さが認知され、販売量は増えてまいりました。

その頃、学校給食でも国産で安全な(NON GMO=遺伝子組換えのない)油はないか?というお問合せを頂き、「こめ油」をご紹介したところ、その期待にしっかり応えていく事が出来ました。今現在も多くの学校給食で「こめ油」が使われております。
元々、良い油なので大きな食品会社などで沢山使われていた「こめ油」ですが、食品の表示は「こめ油」ではなく「植物油」と表示されておりました。せっかく上質の油なのだから自信を持って「こめ油」と表示して頂けるように随分と各省庁にも通いましたが、「こめ油」と表示されるようになったのはつい最近のことでございます。
現在の様にどこのスーパーさんでも「こめ油」が販売されている状況は当初は考えられませんでした。

日本人に合うこめ油

「こめ油」の営業に伺っても「こめ油ってなに?」「何に使うの?」と聞かれる事ばかりでした。弊社はこめ油業界の中でも真っ先に「こめ油」をより沢山の方々に知って頂き、使って頂き喜んでもらいたいと頑張って参りました。

今では安心・安全な食品を求める方々が増え、またそのニーズに応えるように、健康な身体を維持するために大切な成分が沢山入っている「こめ油」はマスコミやSNSでも連日のように大きく取沙汰されるようになりました。
最近では大手の食用油の会社も「こめ油」を扱われるようになりましたが、私共、小川のこめ油は 正真正銘の国産米糠から作った「国産こめ油」でございます。
大昔より日本人はお米を食べて命を次の世代へと繋いできました。そして精米時に発生する米糠から油を搾り、ぬか漬けを作り、食し、生命を維持してきたのではないかと想像しております。
日本人に一番合う食用油は「こめ油」だと私共は信じて、これからも「こめ油」の製造を続けてまいります。

遺伝子組換えのない国産こめ油

世界的には人口の急増に対応した穀物が大量に必要との観点から大豆・とうもろこし・菜種・小麦と遺伝子組換えをした穀物が当たり前の様に作付けされるようになり、除草剤に強く、高温・乾燥でも収穫量があまり減らないなど、色々な効果を得るために遺伝子組換え技術は随分と進んだそうです。
ただ、耕地面積が増やせない今は、組換えはやむなしとの考えが一般的になりつつありますが、日本人の中には疑問視する方は多数おられます。
その点、日本の米は品種改良をしておいしいお米を作る研究はとても活発に行われていますが、遺伝子組換えは国として認められていませんので、組換えられたお米は作付けされておりません。
国産で遺伝子組換えのない日本のお米から製造するこめ油は安心であると言えます。
アレルギーの観点から見ても、日本人の主食である米がアレルギーという方は非常に少なく、ほぼいないとされております。

こめ油の特徴

こめ油特有の成分は、γ-オリザノールやトコトリエノール・植物ステロールです。
これらは、善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールだけを減らすという理想的な効能が期待出来ます。
現在日本人の食は欧米化し、肥満・成人病問題がよく取りざたされています。
油脂はおいしさや活力には不可欠ですが、摂取を控える風潮があります。
「バランス良く」を意識していただくのがベストですし、「食生活で健康を」と考えておられる皆様にはこめ油がオススメです!
また、こめ油に含まれる成分は他にもたくさんの役割を担ってくれます。

1. 熱による劣化を防ぐ

油は加熱して使用した時にすぐに酸化し、劣化するので交換する必要があります。
こめ油には不ケン化物(植物ステロール・γ-オリザノール・トコトリエノール)が豊富にある為、酸化しにくいので油が長持ちして経済的です。
他の油に比べると少し高価ですが、長持ちするので使っていただきやすいです。

2. 油酔い物質(アクロレイン)が少ない

揚げ物をしていると、胸焼けや気分が悪くなり、食欲をなくすことがあると思います。サラッと軽いこめ油は油酔いが少なく、たくさんの揚げ物を行う学校給食や飲食店で重宝されます。
また、鍋やフライパンにこびりつくカス(酸化重合物)も少なく、後片付けも手間いらずで調理場を清潔に保つことが出来ます。

3. ヘルシーで美味しい

サラッと軽く、香りも強くなく、しつこくないこめ油はサラダなど生でも美味しく食べていただけます。生でも加熱してもどちらでも使っていただけて一家に1本あれば大活躍です。

このように「こめ油」は素材の良さを引き立てて、一度使っていただけるとほとんどの方がリピーターとなって頂ける、美味しく、身体に優しい油なのです!
オンラインショップでも販売しておりますのでぜひ一度ご購入ください。

小川のオンラインショップ

たけのこや小川の食品、こめ油をオンラインショップでご購入いただけます。大切な方への贈り物、ご飯のお供に、お酒の肴にぴったりな商品をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。