小川食品工業株式会社では京都産竹の子製品の製造と販売の他に米糠から油の抽出も行っております。
「米糠から油が摂れるの?」と思われる方もおられるかも知れません。米糠には20%ほどの油脂成分が含まれています。
菜種や大豆など油の原料になる穀物が大量に安く外国から入ってくるまでは、米糠から摂れる米油は家庭でもよく使われている油でした。
今では遺伝子組み換えのない食用油は米油だけではないでしょうか。
スーパーなどであまり見かけないので米油をご存じでない方が多いことと思います。 しかし、本当は知らないうちに誰もが一度は、もしかすると何度も口にしているはずです。というのも米油は、油特有の臭みが無く、素材の持つ味や香りを邪魔しないのでマヨネーズやドレッシングの原料、おかきやせんべいの揚げ油と してよく使用されています。 マヨネーズやドレッシングをかけると野菜の味が引き立ったり、おかきやおせんべいの袋を開けたときにふわっと香ばしい醤油の香りがする 裏には、米油がしっかりとそれらが持つ味や香りを支えてくれているのです。 ただ、最近では米油を扱っているお店も増えてきたのではないでしょうか?
お米全体の栄養成分の比率は、胚芽66%、糠29%です。精米してしまうとその95%の栄養成分が無くなってしまいます。
そんな栄養成分の多い胚芽や糠からできる米油は注目されはじめ、テレビや雑誌などでもしばしば紹介されるようになりました。
最近では、胚芽や糠の成分分析が行なわれ、多くの栄養成分が見つかっています。
米油の取扱店が増えてきたのもこのためです。
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植物油は脂肪酸と不ケン化物からできています。よく耳にするオレイン酸・リノール酸などが脂肪酸の仲間です。不ケン化物という言葉はあまり知られていませんが、普通の植物油に2〜3%ほど含まれている“脂肪酸以外のもの”だと考えていただければ結構です。悪玉コレステロールを減らす植物ステロールもこの不ケン化物の代表選手です。
油は毎日口にするものなので身体に良いものを摂りたいですね。“医食同源”といったところでしょうか。
こめ油の栄養成分
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